狼王子!?彼氏はタイヘン!!



「わ…わかったから。」




「よし。」




俊也が足を止めた。


しかし、足を止めた場所はあいにくアタシの足の上。




「ちょ…」




「おいっ…」



俊也が足を踏んだおかげでアタシのバランスが、グラリとかたむく…。





ボスッ………。





「いてて……。」




って……
何が起こったわけ…?


よくみると、
ベッドの上に寝転がっている。




地球が裏返ったみたいになったけど……。



アタシはゆっくり目を開けた。




「ッッ……。」




目の前に広がってるのは、
とても近い俊也の顔…。




覆いかぶさるようにアタシの両腕をつかんでいる…。




俊也…?


……
ちょっと待って!!
何押し倒してるわけ!!?




ううん違う…
コレは事故だ。
事故でしょぉ!?



でも…
ベッドの上だし。。。




てゆーか…
どうやったらこんな展開に!?


< 230 / 392 >

この作品をシェア

pagetop