狼王子!?彼氏はタイヘン!!
すると、アタシの首筋に
俊也の柔らかい唇があたる。
「ん……。」
思わず声が出そうになる。
やばい!!
このままじゃホントに
ベッドイン…じゃん。
む…無理だよ
アタシだってまだココロの準備がぁ……。
「お…お湯が沸いてる!」
そういって、アタシは俊也の腕からスルリと抜け出した。
コポポポポ……
インスタントコーヒーにお湯を注ぐ…。
もう一つにはあったかいココア
コトッ…。
静かに机の上にコーヒーをおく
「はい…。」
「ありがと。」
ズズッとブラックコーヒーを飲む俊也が思わずカッコイイと思ってしまう。
「俊也、すごいね。」
「何が?」
「だってブラックコーヒー飲めちゃうんだもん!」
そんなアタシに、俊也は
「べつに?普通じゃん。」って言ってのけた。