狼王子！？彼氏はタイヘン！！

どんどんと、あたし達の番が回ってくる。


「次だね。。。」



「うん。」


こんなときでも俊也は、
余裕の返事。


ほんと、この人の心臓は
どうなってるわけ？？


考えられない！！



ってか、
もう帰ってきちゃったじゃん！！



前に走っていた人達は、
俊也が差し出した手にタッチした。



「いくぞ…。」

とたんにかかる俊也の声。



「うん！！」


アタシは俊也の腰をもって。
俊也はあたしの肩を持った。

だって、そうしないと
身長の差がありすぎて


持てないんだもん！！



せーので一歩を踏み出す…。


って！！！

ちょーと待ったぁ！！！


足の長さが違いすぎて
走ると言うより

着いていくので精一杯なんですけどーーー！

でもなんとか折り返し地点まできた。。。


今のところアタシたちのクラスが一位みたい。？


よし！！
がんばらなくちゃ！！


そう思ったときだった。。。


ん・・・？


「ぎゃあ！？」


コーナーを曲がろうとしたアタシたちは
その場で軽くつまずいた。


な…
なにが起こったわけ。。。