狼王子!?彼氏はタイヘン!!


アタシはとりあえずTシャツだけを着ると
腰にバスタオルを巻いて


なんとも変な格好で
フロントの方に出て行った。



フロントに出ると
ベンチに座って、コーラを飲んでいる
俊也が見えた。。。



もー
はずかしい~。



すれ違う人、
全員アタシの異様な光景に、
あ然としてこっちを見てくる。



そのうち、俊也にもこの事が
ばれるかと思うと、
段々、背中も曲がってくる。。。



とりあえず…


「俊也。お待たせ…?」


そう言って、
恐る恐る俊也に声をかける。



一瞬俊也がこっちを見て…。



すると、
飲んでいたコーラ-を噴出しそうになって、
そして咳き込んだ。



「美紀…?お前……ッッゴホゴホ。げへ…」



「俊也!?大丈夫!?」



アタシは俊也の横に座ると
背中をさすってあげた。



「げへ……なにそれ?」



「へっ??」



俊也は今にも笑いそうに、
アタシの巻いているバスタオルを
指差して、聞いている。




ってか。。。
噴出さないでよ。。。


恥ずかしいじゃん、


みるみるうちに、
顔が真っ赤になるのが伝わった。



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