狼王子!?彼氏はタイヘン!!





「んん〜!!やっと空港かぁ…。」




アタシはバスを降りて、
大きく背伸びをした。




コレからまた2時間、
飛行機で飛ぶことになる。




「んしょ……。」



バスから飛行機に
荷物を運ぶため、
アタシは荷物を肩にかけた。




ってか、
こんなに重かったけ……?



「ッッ……!」



アタシが辛そうな顔をしてると
いきなり肩が軽くなった。




…と、思えば
肩の荷物が無くなっている。




「えっ…?」



よくみると、
俊也がアタシの荷物を奪って、
スタスタと前を歩いて行った。




アタシはその後を
必死で追う。




「俊也。ありがとね?」




「べつに?」



アタシが嬉しがってると、
それを壊すように俊也がいった




「だって、美紀チビだから……荷物が歩いてると思われたら、イヤだろ?」




そう、言い放った俊也は
必死で笑いを、こらえて
いるように見えた。




はぁ!!?


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