狼王子!?彼氏はタイヘン!!



そう思っていた矢先、


バキィッッ!!

と音がして、
アタシは何かに持ち上げられた




「ひゃっっ!?」


な……何!?




みると、
アタシを持ち上げてるのは
俊也。




「人の女にテェだしてんなよ?」



そう吐き捨てるように
男に言うと、


アタシを持ち上げたまま
木のすぐそばで



アタシを下ろした。




「…………。」




「…………。」




少し沈黙が続いて、
俊也が後ろの木に両手をついて




アタシは俊也と木に
挟まれる形になってしまった。




俊也に覗き込まれて、
自然に目を逸らしてしまう。




「何で着いてこなかったの?」




「だ…だって…滑れなかったんだもん…………ッッん!?」





最後までいう前に、
俊也はアタシの口を塞いだ。




今度はさっきとは違って
少し強引なキス。。。




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