狼王子!?彼氏はタイヘン!!
俊也はズルイよ……
だって、
キスすればアタシが黙るって事
よく知ってるもん………。
でも、
こんなチョットした
キスでさえも………
アタシは俊也の色で
染められるんだよ……?
すると、俊也は立ち上がって
スノボーを脱ぎながら言った。
「お前が他の男に触れられるの嫌なんだよ…。」
「へっ……?」
突然言われたから
聞き逃しそうになる。
でも、
こんな嬉しい言葉
聞き逃すわけがない!!
アタシは自分の頬が
ニコリと上がった気がした。
「なに、にやけてんだよ?」
「は…はいっ!?……にやけて無いから!!」
「ふーん。。。」
顔が熱を一気にもって、
赤くなるのが自分でも分かった