狼王子!?彼氏はタイヘン!!



「げっ……。」




「どうした?」




「ううん…なんでもない。」



アタシ達は
上級者コースの上にいた。




それにしても……。
上級者コースってこんな
坂きついわけ…!?




いや…
坂って言うより
これは崖でしょ!!?




でも、
『うん』と言ってしまった
あたり、今更引き返せる
訳もない。。。




すると俊也はその
崖とも言える坂の近くに立った





アタシは自然に
俊也の首にギュッと
しがみついた。




「大丈夫だって。」



こんな時でも
いたって俊也は平然としている




なんでこんな時でも
平然としていられる訳!!?




アタシの心拍数は
速まって、増えるばかり。。。




大丈夫って言ったって、
目の前では上級者が




バタバタと転んでいる。


ましてや俊也は
アタシを、おぶってる
訳だから、



もっと滑りにくいに
決まってるじゃん!!



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