狼王子!?彼氏はタイヘン!!




「んしょ……。」




立ち上がろうとした時だった。




「痛ッッッ!!!」




足首に激痛が走った。


よく見ると、雪に赤い物が
広がっている……



………?



でも、
自分の足をみて、
アタシはその事に気がついた。




まさか………


血……?




しかもアタシの足から
出てるし……。




まぁ…
そんな事気にしてられないよね



アタシは痛みを我慢して、
俊也を探すことにした。




「俊也〜?」



「………。」



「俊也ぁ〜!!!」




「…………。」




いくら呼んでも
返事は帰ってこない。



それでもアタシは
諦めずに探していた…。




「はあはぁ……俊…也……………ッッッ!!」




痛い……。



探しているうちに
アタシの足は限界に
近づいていた……。



< 304 / 392 >

この作品をシェア

pagetop