狼王子!?彼氏はタイヘン!!



座り込んでしまったアタシは
もう一度立とうと足に
力を入れた。。。




「ッッッ……。」



でも、痛くて立ち上がる事が
出来なくなっていた。




もぅ…
ダメなのかな…?



さっきまで、チラチラと
降っていた雪は



だんだんと吹雪になって来て
風も強くなって来ていた。




アタシはその場に寝転ぶと
目を閉じて、どうでも良い
事を考えていた。。。




あーぁ……。
もう集合時間とっくに
過ぎちゃってるだろうなぁ…。




明日香達、
心配してるだろうな……




こんな時…
嘘だよって


笑って会いに来てくれたら
凄い安心するのに………。




「寒い……。」



歯が、ガチガチと震えて
アタシの体温がどんどんと
下がっていってるのが
自分でも分かった。




アタシ…
このまま死んじゃうのかな…?



でも…
俊也だけが助かれば…


それで……いっか……。




なんか……。
眠たく………なって来た…な。




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