狼王子!?彼氏はタイヘン!!
第十章*危険な出会い…
着替え終わって、
アタシが外にでると、
一面の銀世界が
広がっていた……。
「……すご…………。」
やばっ…!
綺麗すぎでしょーが!?
さすが
北海道!!!
「綺麗ーー!!!」
アタシが一人、
雪で遊んでいると
俊也が笑ってアタシを
持ち上げた。
「きゃあ………って………………何で持ち上げてんの…?」
「だって美紀ケガしてんだろ?…んな足で歩いてたら日が暮れる。」
そうやって、
俊也は笑ってる。
俊也の。
お日様みたいな笑顔が好きっ!
そう思ったあの日、
アタシは確かに幸せを
感じていた。。。
まさか…
あんな事が起こるなんて…
自分にあんな事が
起こるなんて…
まだ気がつきも
しなかった。。。