狼王子!?彼氏はタイヘン!!





すると、そんな大地の姿をみて回りの女子や男子がぞろぞろと集まって来た。




な……なによ皆…?



大地が割り箸持った瞬間にこっちに集まり出したし……。




結局、クラスの三分の一くらいの人数が集まった。




そして、隅っこの方に座っていたアタシの隣に座ったのは…?




「よろしく♪」



そういって、アタシに喋りかけて来た。



「よ…よろしく…。」



って……。
誰だっけ………?




たしか……。
高木クン……?



「今から何するんだろ…?」




「多分、王様ゲームだよ。」




王様ゲーム……?


何だろ……?
このゲームの響き、聞いた事ある………ような…?




そうだ!!

「たしか、割り箸を引いて、王様だった人の言うことを聞かなくちゃイケないんだよね!?」





「そうそう!!楽しみだね?」




「うん♪」



そうやって、アタシは気付かなかったけど…


楽しそうに会話するアタシ達を
俊也は面白くなさそうな顔で、
眺めていた……。


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