狼王子!?彼氏はタイヘン!!





美紀はオレが向いてるのを
気がつくと、また違う方へと、目をそらした…。




うわ………
ぜってー美紀、勘違いしてる…




オレと女が喋ってるの見て、
一人で色んな事考えて……


そして、勘違いする。。。




美紀の事だ…
結局こんな事だろ。。。




しゃーねぇ……
美紀の誤解を解いてやるか…。




グイッ…!!


オレは、背を向けてる美紀を、
肩に抱き寄せるといった。




「オレの女はコイツだけだから…。お前にはキョーミねーよ。」



「へっ…!?」



美紀の何ともマヌケな声が聞こえた……。




「ッッ………!」


女の化粧でケバい顔が、どんどん歪んでいく………。



少しの沈黙が流れて、気まずいオレ達の空気を、大地がタイミングよく破ってくれた。




「よーし!今から王様ゲーム♪」



「「イェーイ♪♪」」



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