狼王子!?彼氏はタイヘン!!





「好きだよ………。」




へ……?


いくらアタシが酔っ払っているからなんて…そんなの関係ない。。。




だって今…
彼が言った言葉は、誰もが聞いたら普通、驚くでしょ…?




でも、独り言のように呟いた言葉…本当にそういったのかは、アタシも分からなかった。




「いみゃ……何か言った…?」



やだなぁ……
まだ舌が上手く回らない…。



高木クン、わかったかな…?



すると、また同じ事を繰り返す、アタシの方を向いてもう一度……。




「好きだよ…。」




は…?
何が!?


アタシが!?
いや……でもそれはないよね?



分かった!!
何かの食べ物かな??



「なんの食べ物がスキなの?」




純粋に、
ただ純粋に聞いただけだった…




それは…アタシの天然から
来るものもあったかも知れないけど…



でもアタシはただ純粋に聞いただけだったんだよ…?



なのに…何でこんな言葉が返ってくるのか…アタシは理解するのに、ずいぶんと時間がかかった………





< 358 / 392 >

この作品をシェア

pagetop