狼王子!?彼氏はタイヘン!!
「好きだよ………。」
へ……?
いくらアタシが酔っ払っているからなんて…そんなの関係ない。。。
だって今…
彼が言った言葉は、誰もが聞いたら普通、驚くでしょ…?
でも、独り言のように呟いた言葉…本当にそういったのかは、アタシも分からなかった。
「いみゃ……何か言った…?」
やだなぁ……
まだ舌が上手く回らない…。
高木クン、わかったかな…?
すると、また同じ事を繰り返す、アタシの方を向いてもう一度……。
「好きだよ…。」
は…?
何が!?
アタシが!?
いや……でもそれはないよね?
分かった!!
何かの食べ物かな??
「なんの食べ物がスキなの?」
純粋に、
ただ純粋に聞いただけだった…
それは…アタシの天然から
来るものもあったかも知れないけど…
でもアタシはただ純粋に聞いただけだったんだよ…?
なのに…何でこんな言葉が返ってくるのか…アタシは理解するのに、ずいぶんと時間がかかった………