狼王子!?彼氏はタイヘン!!
ぶはっ!!
なんとか水面まで浮き上がったアタシは粗く息をした。
「俊也〜!!ふごっ…助け…て〜ぶくぶく……。」
ちょっと…
もう無理〜!!
死んじゃうよ!!!
「俊…也…ぶくっッッッ…。」
溺れそうなアタシは、ジタバタと死に物狂いで
イヌかき…?をしていた。
もぅ無理…
そう思った瞬間。。。
アタシの体はふわりと宙に浮いた。
「はあはあ…俊…也。。。ゴホッ!ゴホッ…」
「大丈夫か!!?美紀!!?」
大丈夫なわけ無いじゃん!!!
もうスピード出し過ぎなんだよぉ!!…
「大丈夫……な……訳無いでしょ!?ゴホッ…」」
水いっぱい飲んだし、
どれだけ苦しかったか…。
「ごめんな…。?」
俊也…?
もしかして…すねてる??
かわいー☆
「いいよ別に…だって、俊也が助けてくれるって思ってたし…?」
「当たり前だろ?助けねぇわけねぇじゃん?」
俊也はだんだんいつものペースに戻って来ていた…。
「もぅいいよ、それに…。」
「それに…?」