狼王子!?彼氏はタイヘン!!
一つの区切り…
「……い!!…おい!!」
「ぎゃっ!!」
昼休み、ポケーと、パンをかじっていたアタシに、誰かの声がかかった…。
この前の打ち上げで、告白されてしまったアタシ…
もー…。
あれからずっと悩んでて…
自分でも区切りつけないといけないとって分かってるんだけど………
あれからずっと、どうしたらいいのか自分でも分からないんだよね……。
俊也には告白された事、言いにくいし…
いや…断るよ?
もちろん断るよ?
ケド…何でか分からないんだけど…この告白を断ると、何かとても嫌な事が起きそうな気がしてならない…。
「何ボケッとしてんの?」
ぱっと目線を合わせると、目線の先に、俊也の顔…。
「うん…ちょっとね?」
「ふーん……。てか美紀、髪の毛ストレートにしたんだな?」
「あ!うん♪似合ってる〜?」
そういって、髪の毛をサラリと
書き上げたアタシに、俊也は
「うん♪最高。」
といって、アタシの頭を撫でた。