狼王子!?彼氏はタイヘン!!




よし……!
決めた!!



アタシもう迷わない!!
今日、区切りをつけてやる…!








そして…放課後……。



「ごめん皆…!先に寮に帰っててくれる?チョット、アタシ用事あるから…。」




「じゃあオレ終わるのまってる…。」



俊也がそういったから、
アタシは付けない下手くそな嘘で何とかごまかした。





皆と別れて一人になったあたしは、校庭に見えた高木クンの姿に走っていった…。






「高木クン!!はぁはあ…」




「え!?どうかしたの美紀チャン?」



そういった高木クンの顔は、
とってもビックリしているようだった…。




「あ…あの…この前の返事………。」



その言葉をいった途端、高木クンの顔が一瞬曇ったように見えた……。



「じゃあ、ここじゃアレだから……。」



そういって、高木クンはアタシの手を掴むと、学校の門を出て…
あまり一目のつかない場所へと移動した。。。




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