狼王子!?彼氏はタイヘン!!






どうしよう…。
とりあえず…まだ意識を失っているフリをしよう。。。




よし…我ながら上手い嘘だよね…?




どうか、バレませんよーに…。




すると、アタシの近くに置いてあった椅子にドカッとすわると何かを話始めた…。




「コイツ…まだ寝てんのかよ…?はあぁ……起きたらオレが、相手してやるのによぉ〜?」





あい…て……?
何の相手なわけ…?




「ったくよぉ〜?あの女もあんな男じゃなくて何でオレを選ばねぇんだよ…。」




なにいっちゃってんの…?
高木クンなら頭が良いし、もう分かってるって思ってた…




それはね……。

高木クンには人への愛情がないからだよ…。



自分が幸せになる為だったら何でもやる…。そんな人だからだよ…。




人への愛情があれば…。
1番大切な物にもっと優しく出来るはず…


1番大切な物だったら…自分の為だけに傷つける事なんて出来ないはずだよ。。。




反対に…自分を傷つけてでも、1番大切なものを守る…。



それが出来る俊也を好きになるのは…自然な事だよ……



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