狼王子!?彼氏はタイヘン!!
ガタンッッ…
ガタガタ……ガキッ…!!
えっ……?
アタシが一人…暗い倉庫の中で泣きそうになっていると…
いつも君は助けに来てくれたね……。
古びた重い鉄のドアが、無理矢理こじ開けられる音がして、そのドアの隙間から明るい光りの線がみえた…。
「俊也っ!!?」
その出来事で大きく跳び起きて叫んだアタシに高木クンが言った
「お前…起きてて……オイ!…捕まえておけ」
そういうと一人の大柄な男がアタシの横に来て、ナイフを突き付けた…!!
「きゃっ………!?」
な…何でナイフなんか……。
まさか…殺される…!?
アタシは後ろの手に隠していたカッターナイフの刃を少し出して、せめて身を守る覚悟をした…。
すると、ナイフを突き付けられたアタシを見て、俊也が怒鳴った…。
「てめぇら……オレの女に手ェ出してんじゃねぇよ!!?」
あんな怒った俊也…
初めてみた……………。