狼王子!?彼氏はタイヘン!!






ガタンッッ…
ガタガタ……ガキッ…!!




えっ……?



アタシが一人…暗い倉庫の中で泣きそうになっていると…




いつも君は助けに来てくれたね……。




古びた重い鉄のドアが、無理矢理こじ開けられる音がして、そのドアの隙間から明るい光りの線がみえた…。




「俊也っ!!?」



その出来事で大きく跳び起きて叫んだアタシに高木クンが言った



「お前…起きてて……オイ!…捕まえておけ」




そういうと一人の大柄な男がアタシの横に来て、ナイフを突き付けた…!!





「きゃっ………!?」



な…何でナイフなんか……。
まさか…殺される…!?




アタシは後ろの手に隠していたカッターナイフの刃を少し出して、せめて身を守る覚悟をした…。




すると、ナイフを突き付けられたアタシを見て、俊也が怒鳴った…。




「てめぇら……オレの女に手ェ出してんじゃねぇよ!!?」




あんな怒った俊也…
初めてみた……………。




< 374 / 392 >

この作品をシェア

pagetop