狼王子!?彼氏はタイヘン!!






いつの間にか、アタシの目には涙が溜まっていた…。




トタン板の隙間から俊也が覗いているのが見えた…。



何かを必死に叫んでいる…。





それを無視するかのように、
アタシは俊也に向かって笑顔を見せた…。




そして……
蚊の鳴くような声で言った…






「ごめんね……
















ありがとう…俊也。」





アタシは笑って、俊也を見上げた…。





自然にまぶたが重くなる…。

まぶたを閉じて、
そして一筋、涙がこぼれた…






ありがとう…。











美紀ぃッッーーー!!!










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