狼王子!?彼氏はタイヘン!!



《この前、俊也少しヤケドしちゃって…。ダカラ手当てしてあげるってアタシがいったの…。》




「……。」





《でも、俊也良いって言ったんだけど、アタシが無理矢理やろうとして…。そしたら……》




そしたら……?




《アタシ、ドジだからこけちゃって、そしたら俊也も巻き添えにしちゃって、その反動で………。》



こけた…?


そうだったんだ…。
俊也が言ってた事はウソじゃなかった…。




最後まで信じるっていってたのに……。




アタシ最低だ……



でも気になることが一つあった…。


嘉穂サンが、俊也の事を呼び捨てで呼ぶ事が。。。




「あ…ありがとう。アタシなんか勘違いしていたみたい。。。あと…一つ聞いてもいい…?」





《はい…?》




正直聞くのは怖い…。


でもこれだけは言える…。


どんな答えが返って来ても。




俊也の今の彼女はアタシなんだ。。。




「もしかして…。昔、俊也と何かあった…。?」





《……。》



困っちゃったかな……。





「ごめんね…こんな変な質問なんかして…。」




でも…でもね?



これからも俊也と上手く付き合っていくためにどうしても聞いておきたかった…。



ただ…


それだけ……


< 76 / 392 >

この作品をシェア

pagetop