狼王子!?彼氏はタイヘン!!
「デモお願いだから沈まないでね〜?」
「よし!着いた。」
って…人の話し聞いてるのかしらこの人は。。。
…………
………………。
って…
あれ…?
水がない!!
気付くと俊也は陸に上がっていて、アタシはそんな俊也の肩の上に乗っかっていた。
「あれ?ここは?」
「なんか陸っぽい所あったから、美紀を連れて来た。」
「ああ…だからズット泳いでたわけかぁ!!」
凄い!!
こんな所あったんだ…。
砂浜で出来たちいさな島は、まるでアタシ達だけの世界みたいだった…。
島の真ん中にあるヤシの木は、凄く大きくて、まるでシンボルみたいだ…。
アタシ達は、小さい方の、横に伸びて座れそうなヤシの木に座った…。