狼王子!?彼氏はタイヘン!!
「見てみ美紀〜。」
そういって、俊也が差し出したのは、ヤシの実、
「え…?こんなものドコから…?」
よくみると、
その辺の砂浜に、ゴロゴロと沢山落ちていた。
「なぁ美紀?コレ割れねぇかな??」
「えー?いくら力強い俊也でも、割れないでしょ〜?」
「よぉし…。そこまで言うんだったら割ってやるよ。」
いや…
誰もそこまで言ってないから。。。
すると俊也は、物凄い腕力で、そこら辺に落ちていた石で、叩き始めた…。
けれど、割れる気配は少しもない。。。
「コイツかってぇ……。腕しびれてきたし……。」
「でも何か繊維みたいなの出て来たね〜。?この皮を剥がしてから叩いて見たら??」
すると、俊也はベリベリと皮をむき始めた。
凄く厚い皮をめくると、二まわりほど小さくなった、ココナッツが出て来た。
そして俊也が石で叩くと…?