タイムマシン【短編】
しかし、今の自分は違った。
彼女との関係もよく、浮気もしなさそうだ。しかし、私のことだからわからない。念には念を入れて、こう書いた。
【注意日】12/24…突然のドタキャンに遭いそう。それでもめげずに過ごそう。人を裏切るようなことは絶対に禁物☆彼女がいる男子は特に!
「ふう…これでよし…と」
他の星座は適当に書くつもりだったが、家族の星座はそれとなく、時代背景を思い出しながら書いた。
当日の夜、私は過去の自分の家の前にいた。例のごとく、車の中から家の様子を伺っていた。
これを見届けて、それから博士に会おうと思ったからだ。
もし、別の女から呼ばれて出て行くようなことがあれば、体を張ってでも止めるつもりだ。
クリスマスイヴの夜、私の部屋の明かりはずっと点いたままだった。
「良かった。…女の子からの連絡を断ったみたいだな」
安心していた矢先、私の部屋の電気が消えて、玄関から私が飛び出してきた。
「いかん。隠れなければ!」
車の中に身を潜めながら私は彼を目で追った。
何処へ行くのだろう?
夜も遅く、私が過去に呼び出された時間はとっくに過ぎているはずだった。
過去の自分が乗って走るソーラー自転車を、私は車でさり気なく追った。着いた場所は、近くの公園だった。
彼女との関係もよく、浮気もしなさそうだ。しかし、私のことだからわからない。念には念を入れて、こう書いた。
【注意日】12/24…突然のドタキャンに遭いそう。それでもめげずに過ごそう。人を裏切るようなことは絶対に禁物☆彼女がいる男子は特に!
「ふう…これでよし…と」
他の星座は適当に書くつもりだったが、家族の星座はそれとなく、時代背景を思い出しながら書いた。
当日の夜、私は過去の自分の家の前にいた。例のごとく、車の中から家の様子を伺っていた。
これを見届けて、それから博士に会おうと思ったからだ。
もし、別の女から呼ばれて出て行くようなことがあれば、体を張ってでも止めるつもりだ。
クリスマスイヴの夜、私の部屋の明かりはずっと点いたままだった。
「良かった。…女の子からの連絡を断ったみたいだな」
安心していた矢先、私の部屋の電気が消えて、玄関から私が飛び出してきた。
「いかん。隠れなければ!」
車の中に身を潜めながら私は彼を目で追った。
何処へ行くのだろう?
夜も遅く、私が過去に呼び出された時間はとっくに過ぎているはずだった。
過去の自分が乗って走るソーラー自転車を、私は車でさり気なく追った。着いた場所は、近くの公園だった。