タイムマシン【短編】
私は研究資料と競馬で稼いだお金を持ち、旅立つことにした。


博士の生きている過去へ。


私はタイムマシンの横に時限爆破装置を取り付けた。

私が旅立った後に、タイムマシンがそのままではマズいからだ。

飛んだ後にすぐに爆破されるようにセットし、中からスイッチを入れ、旅立った。

身体中に懐かしい電気が走り、意識がなくなっていく…。


タイムトラベルは成功した。


私は郊外の空き地に倒れていた。

そこは私が研究所を建てる前のその土地だった。

前回より出力をほんの少しだけ上げることで、どのくらいの差が生まれたのかを計ろうと思い、真っ先にコンビニへ走った。


ためらいもなく新聞を買い、日付けを見る。


新聞には2867年と書かれていた。それは私の一番行きたい年だった。


ついに私は、タイムトラベルで過去や未来を調整できる術を知った。

この研究を生かせば、未来にも行けるようになるだろう。

その前に、やるべきことがあった。

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