タイムマシン【短編】
「でも、作れると思うから、やってみたらいいと思う」

「知らねーよ。つーか、車の修理代払えよな」


「…」

私は彼に300万円渡した。


「うほっ。こんなにくれんの?サンキュー」


「…君には、色々と世話になったからな」


「はぁ?ボケちゃってんの?」


「じゃあな。あんまり悪い事はするなよ。レイプとかしようと考えたら、殺すからな」


私のその言葉に、大木政宗は怯んでいるようだった。
考えていたことが図星だったからだろう。

そして私が去る前に、彼はこう言ってきた。


「オッサン…名前なんていうの?」


「私は…柳堀圭だ」


「ふーん。やっぱ知らねーわ」


それで私と博士とのコンタクトは終了した。


そして私は決意する。未来に帰ろうと。
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