タイムマシン【短編】
私は少し安心して、コンビニに向かった。まずは新聞で西暦を調べようと思ったのだ。
2865年…!ということは、40年前…。
良かった!博士はもう25歳だ。確か30歳から研究を始めたはずだから、もうすぐ始めるところじゃないか!
私は…この時代だと15歳か。
その頃の出来事が懐かしくなり、新聞の記事を読んでいた私は、それを買うことにした。
レジでお金を出したときに気付く。アンドロイドの女性の店員にこう言われたのだ。
「そのお金…なんですか?」
―ハッ。
10年前に紙幣は全て小さくなり、この頃のお金とは形が変わってしまったのだ。
「こども銀行か何かですか?」
店員はそう言って、不思議そうに紙幣を見ている。その様子は人間と変わらない。実によく出来たロボットだ。札もきちんと見分けている。
つまり、私が出したのは未来のお金。この時代ではただの紙。何の価値もない。
これが使えるわけが無い。
2865年…!ということは、40年前…。
良かった!博士はもう25歳だ。確か30歳から研究を始めたはずだから、もうすぐ始めるところじゃないか!
私は…この時代だと15歳か。
その頃の出来事が懐かしくなり、新聞の記事を読んでいた私は、それを買うことにした。
レジでお金を出したときに気付く。アンドロイドの女性の店員にこう言われたのだ。
「そのお金…なんですか?」
―ハッ。
10年前に紙幣は全て小さくなり、この頃のお金とは形が変わってしまったのだ。
「こども銀行か何かですか?」
店員はそう言って、不思議そうに紙幣を見ている。その様子は人間と変わらない。実によく出来たロボットだ。札もきちんと見分けている。
つまり、私が出したのは未来のお金。この時代ではただの紙。何の価値もない。
これが使えるわけが無い。