それでも君が好きだから

「そっか、わかった。」

「ごめん。」

「いや、逆にありがとう、
ひと思いに振ってくれて。」



にこりと笑って私を見る。

この笑顔は本物だな、
なんとなくだけどそう思った。

ありがとう、
そう言おうと思ったとき



「滝本ごめん!」



また教室のドアが開いた。

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