それでも君が好きだから
なんかどこもかしかも爽やかな人ばかり。
この学校大丈夫かな。
「滝川。」
「あ、ごめん、書こうか。」
そういって席に座ろうとした、
その時
「あいつに告白されたの?」
腕を握られて、
早川君にそう問われる。
「え?」
顔を上げると早川君がこっちをじっと見つめていた。
真剣で、人の心を見抜くような瞳。
なんだか少しだけ怖い。
「告白、されたの?」
「えっと…うん。」
された、って答えてよかったのかな。
佐々木君に悪いことしたかな、
私の脳裏にそんなことがよぎったけれど、
とっさに答えてしまった。