僕君distiny
“けえたい★ぱーく”
今日もいつも通りの生活を終え、部屋でくつろいでいる時だった。
ブー…ブー…
ケータイのバイブがいきなり鳴った。
「誰だよ…かったるいなあ…」
ちょうど遠くにあったケータイを掴もうと手を伸ばし、やっとの思いで取れた携帯のディスプレイには“美貴”の文字。
美貴とは、小さい頃から仲が良かった。
いわゆる、幼なじみってのかな?
ま、今となっては表のみの友達と言った所だろうか。
めんどくさいまま、メールの本文を読み始めた。