お姫様の苦悩。
「そっか、それならいいんだけど。」
ふふっ、と葉月が笑顔を浮かべる。
かっ......可愛い!!!
これは殺人的だよ。後ろの席のメガネくんが顔赤くしてるよ。
残念だな、メガネくん。葉月はあたしのだからな。
『葉月は絶対、この人しかいないって思える人、現れるよ!応援してるからね!』
「ありがとう芽衣!!」
葉月も元気だしよかったよかった。
後は愛司彼方があたしに近付かなければ、完璧だな。
でもまあ、あいつも気まぐれであんなこと言ったんだろう。
あしたになればきっと忘れてるよ!うん!!