お姫様の苦悩。




「芽衣!どうしたの?帰ろう!」



はっ!!いかんいかん、物思いに耽(ふけ)ってしまっていた。



『うん、かえろっか!』



自分の席に向かうと素早く荷物をまとめて(置き勉はしません、真面目なんで。)、葉月の隣に並んだ。



「今日、どっか寄ってく?」



『んー、今日はいいや。金欠なんだよねー、』



「芽衣またー?バイト紹介しよっか?」



そんな話をしながら、この日は帰路についた。









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