お姫様の苦悩。





気付いてやがったのか!!!



あわてて隠れようとしたけど、もう気付かれているんだから開き直って堂々としてやった。



「だから、さ?俺は無理。」


きっぱりとしたいい笑顔で愛司彼方は葉月にいい放った。


なんだこいつ!!むかつくっっ!!!



その言葉を聞いた瞬間にさっきまで無言だった葉月が教室を飛び出していった。


『ちょっ!?、 葉月待っ....』


葉月はあたしの言葉を最後まで聞かずに走っていってしまった。



どうしようかとその場でおろおろしていると...
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