悪夢の少女

「あ、ルリさん。

おはようございます。」

教室に入るなり瑠李が挨拶してきた。

「…関わるなって言わなかったっけ。」

眉間にしわをよせる。

「すいません…

それは、無理です。」

…は?今こいつなんて…

「…なんで。」

「そうですね。

大事な話があるので…私についてきてくれませんか?」

瑠李は強い眼差しでそう言った。

…そんな顔されたら…断れるわけないだろ。

「…分かった。」

「ありがとうございます。」

私は大人しく瑠李の後ろをついていった。
< 126 / 388 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop