悪夢の少女
喋る魔物
「いい?ルリ。
この魔法は、自分の身を守る時に使うのよ。」
優しいお母さんの声がする。
「うん!!!わかった!!!!」
まだ小さかった私は無邪気に笑っていた。
「でもね、この魔法はとても強いの。
あなただったら余計に。
だから、本当に身の危険を感じた時や、
命の危険にさらされた時に使うのよ?」
「はーい!!!!」
元気いっぱいに返事をする私。