悪夢の少女
魔物と少女

私はそのまま走って屋上までやってきた。

…ここまでくれば…大丈夫だよな…

周りに人がいないことを確認し、魔法をといた。

…服に香水の匂いがうつっている…

甘い匂いに顔を歪める。

…どうしようもない…よな。

「ハァ…」

なんだか今日はため息ばかりついている気がする。

…ハァ…

今度は心の中でため息をつくと屋上にあるベンチに寝転がった。

…この甘い匂いに包まれたまま授業はうけたくない…

私は午後の授業はサボることにし、ポカポカ温かい太陽の下で眠りに落ちた。
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