永遠に
出会い
これは私と永遠の物語。
…出会いは小学校の頃に遡る。
「永遠、一緒に遊ぼ?」
「うん!」
本当に私達は仲が良くて毎日一緒に遊んでいた。
そして偶然にも6年間同じクラスだった。
6年生になった私達。
永遠は人気者で男友達が多いが、それに比べて私はほとんど友達がいない。
いつの間にか私にとって、永遠は当たり前の存在になっていた。
そして中学校。
1年生の時は違うクラスになってしまって、学校で会う機会は激減した。
だが、毎日メールでやり取りしていた。
永遠は部活が忙しくて返信が遅く、友達が少ない私にとっては毎日が絶望的であった。
私にとって苦痛な1年だったが、2年生になったら永遠と同じクラスになった。
やっと永遠とたくさん話せる…
と思ったが、永遠は男友達とばかり絡み、あまり話すことができなかった。
当たり前だったはずの永遠がどんどん遠い存在になっていた。
私はいつも通り一人ぼっち。
永遠の周りには常に男友達がいる。
もう嫌になって、私は学校を休みがちになってしまった。
1年生の時は毎日メールをくれたのに、今では一週間に一度のペースだ。
ついには引き籠もりになった。
そして3年生になった。
また、永遠と同じクラスらしい。
受験があるから、という理由で無理矢理親に学校に行かせられた。
「私なんていない方がいいに決まってる。
永遠だってもう私のことなんて…」
ずっとそんなことを思っていた。
久しぶりの学校で、さすがに驚いたのか永遠が話しかけてきた。
「どうしたの!?ずっと学校休んで…」
とても悲しそうな顔で永遠は心配してくれたが、冷めていた私は無視をした。
永遠は放課後になっても何度も話しかけてきて、ついに私は
「今更話しかけないでよ!私の気持ちなんて知らないくせに!」
と強く怒鳴るように言った。
永遠は驚いた顔で私を見つめたが、すぐに真剣な顔になって、こう言った。
「僕は君が好きだから、心配しているんだよ。」
それを聞いて私は無意識に顔が赤くなっていた。
何を今更。友達としての好きに決まってる…
そう思っていた私に永遠は
「今度から、友達としてじゃなくて恋人として接してくれないか?
…ごめん急に。実はずっと前から好きだった。去年、メールできなくてごめん…。
お前の気持ち分からなくて…」
と切なそうに言った。
私は馬鹿だ。
永遠は勉強やら習い事やら部活で忙しくてメールの返信が遅れるのは当たり前じゃないか。
学校でだって、永遠はいつも私の心配をしてくれたのに…
それを構ってくれなどのくだらない嫉妬で引き籠もりに…
私から話しかければいい話だった。
「いいよ、もう…
私が馬鹿だったの。こっちこそごめんね。
あと、返事だけど…
もちろんOKだよ」
と涙ぐみながら言った。
永遠は顔を赤くして喜んでくれた。
距離が離れたときはものすごく辛かったけど、そのおかげで永遠と分かり合えて、距離が一気に縮んだ。
永遠、これからは友達じゃなく、恋人としてよろしくね…
永遠と恋人になってから、毎日が幸せで楽しくてたまらなく、あっという間に卒業式を迎えた。
お互い違う高校に入学したが、メールでのやり取りは毎日欠かさずし、たまに遊んだりした。
近いようで遠い距離。
もっと永遠と話したいけど、永遠と恋人になれて幸せだから大丈夫!
…あの日が来るまでは。
…出会いは小学校の頃に遡る。
「永遠、一緒に遊ぼ?」
「うん!」
本当に私達は仲が良くて毎日一緒に遊んでいた。
そして偶然にも6年間同じクラスだった。
6年生になった私達。
永遠は人気者で男友達が多いが、それに比べて私はほとんど友達がいない。
いつの間にか私にとって、永遠は当たり前の存在になっていた。
そして中学校。
1年生の時は違うクラスになってしまって、学校で会う機会は激減した。
だが、毎日メールでやり取りしていた。
永遠は部活が忙しくて返信が遅く、友達が少ない私にとっては毎日が絶望的であった。
私にとって苦痛な1年だったが、2年生になったら永遠と同じクラスになった。
やっと永遠とたくさん話せる…
と思ったが、永遠は男友達とばかり絡み、あまり話すことができなかった。
当たり前だったはずの永遠がどんどん遠い存在になっていた。
私はいつも通り一人ぼっち。
永遠の周りには常に男友達がいる。
もう嫌になって、私は学校を休みがちになってしまった。
1年生の時は毎日メールをくれたのに、今では一週間に一度のペースだ。
ついには引き籠もりになった。
そして3年生になった。
また、永遠と同じクラスらしい。
受験があるから、という理由で無理矢理親に学校に行かせられた。
「私なんていない方がいいに決まってる。
永遠だってもう私のことなんて…」
ずっとそんなことを思っていた。
久しぶりの学校で、さすがに驚いたのか永遠が話しかけてきた。
「どうしたの!?ずっと学校休んで…」
とても悲しそうな顔で永遠は心配してくれたが、冷めていた私は無視をした。
永遠は放課後になっても何度も話しかけてきて、ついに私は
「今更話しかけないでよ!私の気持ちなんて知らないくせに!」
と強く怒鳴るように言った。
永遠は驚いた顔で私を見つめたが、すぐに真剣な顔になって、こう言った。
「僕は君が好きだから、心配しているんだよ。」
それを聞いて私は無意識に顔が赤くなっていた。
何を今更。友達としての好きに決まってる…
そう思っていた私に永遠は
「今度から、友達としてじゃなくて恋人として接してくれないか?
…ごめん急に。実はずっと前から好きだった。去年、メールできなくてごめん…。
お前の気持ち分からなくて…」
と切なそうに言った。
私は馬鹿だ。
永遠は勉強やら習い事やら部活で忙しくてメールの返信が遅れるのは当たり前じゃないか。
学校でだって、永遠はいつも私の心配をしてくれたのに…
それを構ってくれなどのくだらない嫉妬で引き籠もりに…
私から話しかければいい話だった。
「いいよ、もう…
私が馬鹿だったの。こっちこそごめんね。
あと、返事だけど…
もちろんOKだよ」
と涙ぐみながら言った。
永遠は顔を赤くして喜んでくれた。
距離が離れたときはものすごく辛かったけど、そのおかげで永遠と分かり合えて、距離が一気に縮んだ。
永遠、これからは友達じゃなく、恋人としてよろしくね…
永遠と恋人になってから、毎日が幸せで楽しくてたまらなく、あっという間に卒業式を迎えた。
お互い違う高校に入学したが、メールでのやり取りは毎日欠かさずし、たまに遊んだりした。
近いようで遠い距離。
もっと永遠と話したいけど、永遠と恋人になれて幸せだから大丈夫!
…あの日が来るまでは。
< 1 / 4 >