いじわる執事とお嬢様。

「心愛、こっち向いて」



「ん?」

何も考えずに仁を見る。



「あっ」


すると、お互いの鼻先が触れるくらい顔が近くなる。





「よくできました」



「……っ」




仁は嬉しそうな瞳で私を見つめた。




…そんな顔されたら、また素直になっちゃうじゃん。

< 279 / 386 >

この作品をシェア

pagetop