いじわる執事とお嬢様。
「ありがとう!」
「…っていうか私、さっきから翔にお礼ばっかり言ってるねw」
「そうだなw」
「でも、礼を言うのは俺もだよ」
え?
「心愛にはいつも元気もらってるから…///」
そうして少し照れたような笑みを浮かべた翔は
「そ、そろそろ俺行くわ!///」
と言って走り去っていった。
「ふふっ…」
手の中のブレスレットを見て思う。
きっと翔は私なんかのために必死になって選んだんだろうな、って。