いじわる執事とお嬢様。
「だから…」

仁は私をまっすぐに見つめる。



ドキン…


「お嬢様、命令です。」


「僕に…恋をしなさい。」



仁の言っていることは本気じゃないってわかっているのに、

見つめられると、落ち着かない。




心拍数が…上がっていく。


仁に…きこえてしまうほど。

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