Star Horse.。.:*☆ 星のように輝いて馬のように駆け抜けた恋
一度だって目をそらさずに言ってくれた。
もう16年も優馬といるから分かる。
本気で言ってるってことが。
「もう。バカっ。優馬だいすき」
今日くらい素直な私でいよう。
「優馬ばっかり私のことキュンキュンさせる。ずるい。」
「好きな人をキュンキュンさせるのは、男の役目だからな」
そう言って、抱きしめてくれる優馬。
「優しすぎるよ。あったかい。いい匂い。落ち着く」
優馬の体にぴったり合う私のサイズはまるで、優馬のために作られたみたい。
「星璃。顔上げて」
私より、大きい優馬。
したがって思いっきり見上げている状態。
「なに………?」
優馬は、私を見下ろす状態。
優馬のきれいに整った顔が徐々に近づいてくる。
まさかの……………//////。
恥ずかしいよ………。
初めての優馬とのキスは、すごい幸せすぎて泣きそうになった。
「なんで泣いてるの?」
優しく訪ねる優馬。
まるで小さな子どもに話しかけるように。
「えっ!?泣いてた?」
自分のほっぺを触ると濡れている。