Star Horse.。.:*☆ 星のように輝いて馬のように駆け抜けた恋
「体育の時、少しふらってきたと思ったら急に意識が遠のいて、気づいたら病院にいたんだ………」
最近、優馬は疲れているようだった。
気づいてはいたけど、聞くのは図々しいと思ったし、彼女だけどそんなに踏み込んじゃダメだと思っていた。
私が、ちゃんと話を聞いていればこんなことにならなかったかな。
少しでも助けてあげられたかな。
昔から頑張りすぎて、悩みなんかを溜め込んじゃうところとか、分かっているのに………。
「ごめんね………」
今にも消え入りそうな声で言った。
優しく優馬の手を握った。
優しい優馬に頼りすぎていたんだ…………。
なんのために私はいるの………?
『彼女』って名前ばかりじゃん。
自分が情けないよ…………。
何もできない自分が嫌だよ。