Star Horse.。.:*☆ 星のように輝いて馬のように駆け抜けた恋
病院に着いて、優馬の病室へ急ぐ。
そっとドアを開けると、優馬はベッドで寝ていた。
いつも通り点滴をしている。
それに加えて、酸素マスク。
主治医が言うには、体調が良い日でも突然、倒れたりすることがあるという。
つまり油断ができない病状だという。
ベッドの隣にあるイスに座って、優馬の手を握る。
そんなに病状が悪くなってきてるのかな。
しばらくすると、優馬のお母さんが病室ヘ入ってきた。
「優馬の意識が戻ったら話そうと思うの」
今にも消え入りそうな声で言った。
私は、静かに頷くことしかできなかった。