Star Horse.。.:*☆ 星のように輝いて馬のように駆け抜けた恋
しばらくすると、優馬のまぶたがぴくっと動いた。
「ん……ん。ひっ……かり?」
優馬の意識が戻った、
よかった。
「気分悪くない?」
「さっきよりは、まし」
にこっと笑う優馬。
「ずっと手握っててくれたんだな」
祈るような気持ちで強く握りすぎたのかもしれない。
少し赤い優馬の手。
「うわっ……うわぁ!!ごめん!!!」
無意識のうちに握りすぎてたのかも。
「ありがとな」
夕日に照らされ、ふわっと笑う優馬がすごく綺麗だった。