俺様ホストシリーズ〜その後総まとめ集〜
いつもだったら恥ずかしくてそんなこと言えないけど、今日はなんだか思わず言ってしまった。
だからなのか、リュウは目を見開いてビックリしている。
「そ、そんなにビックリしなくても……」
「いつも言ってくんねぇから。やべ、今すぐ連れて帰りてぇ」
「な、なにいってんのっ!」
はにかむリュウに、あたしはタジタジ。
何年経っても、リュウとの間には新鮮さがある。
「パパはママのことすき?」
あたしの手をギュッと握りながら、不安そうに美久が聞く。
「ん?あぁ、大好きに決まってんだろ」
「みくのことは?ママとおなじくらいすき?」
「もちろん。美久と李久は俺とママの宝物だからな」
「たからもの?」
さっきまで不安そうだった美久の顔が、今度はパッと明るい顔に変わった。