俺様ホストシリーズ〜その後総まとめ集〜
李久がまどかを本気で好きなのかはわからないけど、まどかの恋を応援していたあたしとしては複雑な気分。
「まだ小田君に告ってないんだけど、なんだかそんな気分じゃなくなっちゃったよ〜!」
まどかは赤くなった頬を手の平で包み込みながら、落ち着こうとしているようだった。
「じゃあ、告らないの?」
「うん……多分。っていうか、美久には言ってなかったんだけど……あたし、中3の時李久君のことが好きだったんだ」
「えっ!?」
まどかが李久を……好きだった?
「な、なんで言ってくれなかったの〜!?」
初めて知る事実に、さらに頭が混乱する。