secret Life
「や……やだなあ、何でもないよ?目にゴミでも入ったかなあ……」

愛羅は誤魔化すように、服の袖で目を擦ってみせた。

 
俺にそんなに言いたくないことなのか?



「ねえ……愛羅」


「うん?」


「何か悩んでるんじゃないの?」


「え!?」



「いつもの愛羅とは少し様子が違うって言うか……」


俺は更に追求してみる。



すると愛羅は観念したように。


一度ため息をしてから、頷いた。

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