secret Life
「誠・・・無事だったのね・・・?」


「ああ・・・すまない」


「いいの・・・。誠が無事だったなら、それでいいの・・・・」

今にも消えそうなくらい小さな声で、愛羅は懸命に話してくる。




「愛羅、もう喋るな。無理するなよ」


「誠・・・私ね、大事な話があるの」


「愛羅・・・」




優太は愛羅の気持ちを察したのか。


「誠、俺はここで退散する。さっきの話の続きは、本人から聞けよ?」


「え・・・?」

そう言って、優太は部屋から出て行った。



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