secret Life
「いいのよ。私も言い過ぎてごめんなさい」



「もういいから。これ以上喋るな」


「誠・・・・」



愛羅・・・頼むから、無理はしないでくれ!


これ以上苦しむ愛羅を見たくない!



「ねえ、誠・・・」


「うん?」


「手、握って・・・・?」



「あ、ああ・・・・」

俺たちは、久しぶりに手を握り合った。



愛羅とこうして手を握っていたのは、いつ以来だろう?


もう遥か昔の話だから、記憶にない。
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