先輩が好きなんです。
「じ、実は…」
暗いところが苦手で、家に帰るのが怖いなんて子供っぽいとこ言いたくなかったけどこの際しょうがないかぁ
「…というわけなんです。子供っぽいって笑わないでくださいよ?」
念のため先輩に釘を指しておく
「暗いのが苦手なんてなぁ」
先輩がわたしの頭に手を乗せぽんぽんしてきた
「なっ!子供って遠回しに言ってますね!」
「言ってないって」
「嘘です!さっきから声が笑ってますよ」